ニュース 2023/11/16 13:04
中国:中古車輸出拡大へ、25年は50万台超えも
政策・政治
【亜州ビジネス編集部】自動車保有台数が膨らむなか、中国の中古車輸出が拡大する見通しだ。2022年の輸出実績は、前年の4.6倍に相当する6万9000台に伸びている。規模は小さいものの、今後も国策の追い風を受けた急成長が想定された。中国政府は今年9月28日、「中古車輸出に関する政策案」(意見募集稿)を公布している。21世紀経済報道が15日付で伝えた。
中古車の輸出増に向けて、中国では南沙(広州市)、上海、天津、成都、ホルゴス(新疆ウイグル自治区)などに海外出荷基地が形成されている。西アフリカ、東アフリカ、中東、中央アジア、東欧などに現地の受入基地も設置した。中国の中古車輸出は、全体の8割が乗用車で占められている。また乗用車のうち6割はSUV(スポーツ用多目的車)。一方、最大の輸出先はロシアだ。欧州全域に向けた輸出は急ピッチに伸びている。
中国の中古車輸出業界では、25年の40万台海外出荷を予想。さらに楽観派は50万台を超えるとの見方を示している。海外自動車大国の海外輸出は、年間で日本が120万~150万台、米国が80万~90万台、韓国が最高50万台の規模だ。中国の伸びしろは大きいとみられる。
商務部など政府5部門は9月28日、「中古車輸出に関する政策案」を発表。国を挙げて中古車輸出業務を全面的に支持すると明記した。輸出製品の品質向上、輸出規模の拡大に乗り出すという。
中国公安部によると、「機動車」(自動車や自動二輪車など動力付き車両)の保有台数は、今年9月末時点で全国約4億3000万台に拡大した。うち自動車は3億3000万台(全体の76.7%)、なかでも新エネルギー自動車(NEV)は1821万台(自動車保有全体の5.5%)、そのうち純電気自動車(BEV)は1401万台(NEV保有全体の76.9%)に上る。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中古車の輸出増に向けて、中国では南沙(広州市)、上海、天津、成都、ホルゴス(新疆ウイグル自治区)などに海外出荷基地が形成されている。西アフリカ、東アフリカ、中東、中央アジア、東欧などに現地の受入基地も設置した。中国の中古車輸出は、全体の8割が乗用車で占められている。また乗用車のうち6割はSUV(スポーツ用多目的車)。一方、最大の輸出先はロシアだ。欧州全域に向けた輸出は急ピッチに伸びている。
中国の中古車輸出業界では、25年の40万台海外出荷を予想。さらに楽観派は50万台を超えるとの見方を示している。海外自動車大国の海外輸出は、年間で日本が120万~150万台、米国が80万~90万台、韓国が最高50万台の規模だ。中国の伸びしろは大きいとみられる。
商務部など政府5部門は9月28日、「中古車輸出に関する政策案」を発表。国を挙げて中古車輸出業務を全面的に支持すると明記した。輸出製品の品質向上、輸出規模の拡大に乗り出すという。
中国公安部によると、「機動車」(自動車や自動二輪車など動力付き車両)の保有台数は、今年9月末時点で全国約4億3000万台に拡大した。うち自動車は3億3000万台(全体の76.7%)、なかでも新エネルギー自動車(NEV)は1821万台(自動車保有全体の5.5%)、そのうち純電気自動車(BEV)は1401万台(NEV保有全体の76.9%)に上る。
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