中国の都市部でマンションを購入する際、駐車場は合わせて購入する方がよいのか、それとも賃貸が得か――。庶民にとっては切実な問題だ。

　中国では自動車の保有台数が増えるに伴い、都市部の駐車場不足が深刻な問題となってきた。騰訊網の8日付記事によれば、国内のある省都では高層マンションに付帯する駐車場の価格が高いものでは15万人民元（約315万円）にもなる。一方、賃貸する場合の月額は300人民元程度。駐車場を購入した場合、所有権は通常、40年間。15万人民元を40年間で割れば、1カ月当たりの支出は312.5人民元という計算になる。これだけを考えれば、駐車場は賃貸する方がやや得だ。ただし、駐車場不足が深刻化する中、賃貸の物件がいつまでも確保できるとは限らず、賃料が急に上がることも想定される。

　こうした不安を減らすため、マンションを購入する際には駐車場を合わせて購入することも選択肢の一つとなると同記事は分析。また、「駐車場付きのマンション」の資産価値が駐車場がない場合に比べて高くなることも指摘した。

　


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