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  ニュース     2023/10/24 14:33

中国初「全方位センシングスマート高速道路」、蘇州で6.5km開放 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】全国初の「全方位センシングスマート高速道路」が江蘇省蘇州で利用開始された。路車協調システムで自動運転「レベル4」の走行を支援する。特定の特殊な状況を除いて、人間の介入は必要ない。自動運転システムを搭載したテスト車両の「高度な自動運転」が実現される。科技日報が24日付で伝えた。
 蘇州交通投資集団有限責任公司傘下の繞城高速公司が管理する「蘇台高速S17(黄タイ~湘城)」「滬宜高速S48(湘城~陽澄湖北)」の56キロメートル(km)区間のうち、まず渭塘~相城の6.5kmをテスト用に開放する。既存の高速道路をグレードアップし、7月1日から全方位センシングスマート高速道路の整備に着手した。
 道路の両側には、約230メートルごとにスマートポールを設置し、各ポールにはレーザーレーダー(LiDAR)2個、カメラ2台、ブラインドスポット用LiDAR1個を組み込んでいる。これらハードウエアデバイスを通じ、通行車の座標、サイズ、航向角、速度などの情報を収集。施工や事故などの多様な状況を識別し、先進的な無線通信と新世代インターネット技術などを活用することで、車両間、車路間のダイナミックでリアルタイムな情報交換を実施した。視覚では見えない、または死角にある情報も提供し、交通状況情報を走行車両に送信できる。
 今回で重要な役割は、自動車メーカー、アルゴリズム企業、機器メーカーなどに高速道路シナリオのテストデータを提供できる点にある。都市道路から高速道路までのスマートネットワークを閉鎖ループで提供可能だ。スマートカーコネクティビティ企業の蘇州智加科技有限公司は、自動運転大型トラックを開発。今年9月末からテスト区間で試験走行している。


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