【亜州ビジネス編集部】中国自動車製品の初期品質がやや向上した。車100台当たりの不具合指摘件数を示す「PP100スコア」は、2023年に204.0件まで低下している。前年比で9件（4.2％）減少した。購入2〜6カ月の自動車オーナーによる苦情を集計している。米消費者調査会社のJDパワーが1日に報告した。
　うち設計に関する欠点は、21年の138.8件から22年の143.0件に増加したものの、23年は130.0件に減少している。
　主要ブランドの品質上位は、広汽本田（広汽ホンダ）の186件、東風本田（東風ホンダ）の187件、ビュイックと一汽豊田（一汽トヨタ）の195件、広汽豊田（広汽トヨタ）と上汽大衆（上汽VW）の197件、奇瑞の200件、吉利の201件、広汽伝祺の202件、長安汽車の204件、長安福特（長安フォード）の205件、奇瑞・捷途の206件など。主要ブランドの平均は206件で推移した。
　高級車ブランドでは、ポルシェの172件、レクサスの178件、キャデラックの190件が上位を占めている。


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