ニュース 2023/10/11 09:52
中国:新たな刺激策検討か、国債1兆元追加発行も
政策・政治
【亜州ビジネス編集部】経済成長目標の達成に向け、中国政府は新たな景気刺激策の準備を進めているもようだ。ブルームバーグ通信が10日、消息筋情報として伝えたもの。2023年財政赤字の拡大を容認することを検討しており、少なくとも1兆人民元(約20兆4000億円)の国債を追加発行することも考えているという。
追加発行された国債は、水利プロジェクトなどのインフラ建設に投入される見込み。国際の追加発行によって、今年の対国内総生産(GDP)の財政赤字比率は、3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で決定した「3%」の目標値から拡大する可能性がある。早ければ10月中にも発表される見込みだ。
報道によると、財政部と国家発展改革委員会が同計画を主導しており、最終的には国務院などによる承認が必要。同計画を巡る協議は現在も続いているといい、最終的に変更される可能性もあるという。
中国政府は今年のGDP成長目標を「5%前後」に設定。1~6月の実績は5.5%だった。うち1~3月期は4.5%、4~6月期は6.3%。
中国国家統計局によると、今年1~8月の都市部・固定資産投資は前年同期比3.2%増の32兆7042億人民元にとどまった。増加率は市場予想(3.3%)と1~7月実績(3.4%)を下回っている。うち民間固定資産投資は0.7%減の16兆9479億人民元に低迷した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
追加発行された国債は、水利プロジェクトなどのインフラ建設に投入される見込み。国際の追加発行によって、今年の対国内総生産(GDP)の財政赤字比率は、3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で決定した「3%」の目標値から拡大する可能性がある。早ければ10月中にも発表される見込みだ。
報道によると、財政部と国家発展改革委員会が同計画を主導しており、最終的には国務院などによる承認が必要。同計画を巡る協議は現在も続いているといい、最終的に変更される可能性もあるという。
中国政府は今年のGDP成長目標を「5%前後」に設定。1~6月の実績は5.5%だった。うち1~3月期は4.5%、4~6月期は6.3%。
中国国家統計局によると、今年1~8月の都市部・固定資産投資は前年同期比3.2%増の32兆7042億人民元にとどまった。増加率は市場予想(3.3%)と1~7月実績(3.4%)を下回っている。うち民間固定資産投資は0.7%減の16兆9479億人民元に低迷した。
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