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  ニュース     2023/11/10 11:49

中台の大型LCD工場、4Q稼働率72%に低下へ 無料記事

 中台のディスプレーメーカーは第4四半期、第5世代以上の液晶パネル(LCD)工場の稼働率が72.2%へと、前四半期から9.2ポイント落ち込むとの見通しが9日、台湾の市場調査会社、集邦科技股フン有限公司(トレンドフォース)から示された。テレビブランドが再度の在庫上昇を警戒して第3四半期からテレビ用パネルの調達の控えているのに加え、IT(情報技術)製品用パネル需要も弱まる兆候が出たためだ。
 中国企業の第4四半期稼働率は、最大手の京東方科技集団(BOEテクノロジー・グループ:200725/SZ)が前四半期から7ポイント下落する見通し。2位のTCL華星光電技術有限公司(CSOT)は、自社ブランドと海外大手による調達減で17ポイント低下の76%に落ち込む。3位の恵科股フン有限公司(HKC)は、主力のテレビ用32インチパネルの在庫調整が続いていることから、14ポイントの低下が予測される。
 台湾企業は、友達光電(AUO:2409/TW)が14ポイント、群創光電(イノラックス:3481/TW)が4ポイントずつの低下が予想される。イノラックスはFab4工場を閉鎖するため、稼働率の落ち込み幅が小さくなる見通しだ。


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