京東物流（JDロジスティクス：2618/HK）傘下の江蘇京東貨運航空有限公司（京東航空）は19日、深セン～ベトナム・ホーチミンを結ぶ初の国際貨物路線を開設した。
　京東物流の公式「微博」によれば、京東航空の「B737-800BCF」貨物機が同日11時20分（現地時間）、深セン宝安国際空港からホーチミン・タンソンニャット国際空港に到着。荷積み・荷降ろしを完了後、積み荷を満載して深センに戻った。
　深セン～ホーチミン路線は週3便を往復運航する。積載量は22トンに達し、主に中国華南地区の越境ECの宅配物を輸送。中小EC業者の効率的な物流を支援する構えだ。またベトナムからは東南アジア諸国の熱帯果物、海産物などが中国に運ばれる。両地域の貨物は効率的な相互接続を実現する形だ。
　京東航空は今後も引き続き東南アジア、南アジア、日本、韓国、ロシアなどの国際貨物路線を開拓していく。
　京東航空は2019年9月、京東物流と南通機場集団が合弁で設立。22年8月に「航空運送事業許可証」を取得している。
　電子商取引（Eコマース）の中国大手、京東集団を親会社とする京東物流は、サプライチェーンソリューションと物流サービスのリーディングカンパニー。京東集団が07年に立ち上げた内部物流サービス部門が前身だ。倉庫運営から物流、製造業から最終顧客まで、各種ビジネス分野でサービスを提供する。


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