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  ニュース     2024/01/17 14:51

中国:胡前主席の息子が民生部副部長に、地方市トップから「昇格」 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の人力資源社会保障部は16日、胡海峰氏を民生部の副部長に任命すると発表した。51歳の胡海峰氏は、胡錦涛・前国家主席の息子。直近では、浙江省麗水市の党委書記を6年近く務めており、香港メディアは今回の人事を「昇格」と報じている。

 父親の胡前主席を巡っては、22年の共産党大会の閉会式で途中退席する一幕があって以降、その動静がほとんど伝えられておらず、息子の胡海峰氏の処遇が注目されていた。一部メディアによると、その後1年以上にわたり、現地SNS「微博(ウェイボ)」上で胡海峰氏の名前が「敏感詞」として検索できない状況が続いていたが、足元ではこれが解禁されたとの情報もある。

 明報などによると、胡海峰氏はシンクタンクや国有企業に勤務した後、2013年5月に浙江省嘉興市の党委副書記に就任。16年3月に嘉興市長、18年6月に麗水市の党委書記を務めた。第13期全国人民代表大会(全人代)代表として、18年から全人代に出席していたが、第14期代表には選出されなかった。

 麗水市に赴任して以来、胡海峰氏を巡っては、寧波市長、大連市長、青島市長、西安市党委書記、長沙市党委書記、福建省党委員会組織部長、浙江省党委秘書長、鄭州市党委書記など、何度も「昇進」のうわさが流れたものの、いずれも実現していなかった。


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