【亜州ビジネス編集部】中国版インフルエンサー、KOL（キーオピオニオンリーダー）の実名制導入を現地当局が実施するもようだ。自身も多数のフォロワーを持つ専業投資家、洪榕氏が「微博（ウェイボ）」上に投稿したもの。同制度の実施により、一部の大物インフルエンサーが姿を消す可能性があると洪氏は指摘している。星島日報など複数メディアが16日伝えた。
　洪氏によると、セルフメディアの実名制導入により、これまでバックエンドで届け出ていた実名などの情報が今後、フロントエンドで表示されるようになるという。100万人以上のフォロワーを持つKOLは10月末までに、同50万人以上なら12月までに実施される見込みだ。洪氏は「微博」上で、同制度はつまり「大V（多数のフォロワーを持つアカウント）が男性なのか女性なのか、実際はどういう人物なのか、フォロワーたちは知ることになる」と指摘した。
　ネット技術系ブロガーの「拆台CT」も洪氏の投稿を引用し、この情報が事実であると投稿した。ただ微博に確認したところ、現時点で対象となるのはエンターテインメント、社会、金融・経済などに限定されるとの回答があったという。なお、微博の王高飛・総裁は「セルフメディア」に該当するかどうかは、フォロワー数によって決まるとコメントしている。


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