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  ニュース     2023/08/25 13:45

BYDが韓国でも電池生産、KGモビリティと共同で25年1月にも量産 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】比亜迪(BYD:1211/HK)が韓国にも動力電池工場を設置するとの観測が流れている。KGモビリティ(双龍自動車から社名変更)を電池事業のパートナーに指定し、現地で供給体制を築く方針だ。現在は交渉中の段階で、設立予定の合弁企業を通じ、電池を安定調達する狙いがある。盖世汽車が25日、外電情報として伝えた。
製造コストを下げるBYDの独自技術を導入し、早ければ2025年1月にも現地で量産に乗り出す。同社はニッケルやコバルトを使用しないリン酸鉄リチウム(LFP)電池で強みを確立した。韓国電池大手のLGエナジーソリューションとサムスンSDIは、LFP電池の製造技術をまだ確立していない。BYDとKGモビリティは21年から業務提携している。
 京畿道平沢市に本拠を構えるKGモビリティは、今年9月に新たな電動車モデルを発売する。LFP電池を積んだ中型の多目的スポーツ車(SUV)「トーレス(TORRES)EVX」を正式投入する計画だ。さらにBYDとの連携を深化し、25年までに電動ピックアップトラック「O100EV」(開発コード)、大型電動SUV「SUV- F100EV」(開発コード)を市場投入する構えという。
 二次電池メーカーとして発足した後、BYDは携帯端末の組立、自動車の生産に相次ぎ参入した。09年5月にVW、10年3月にダイムラー(現メルセデス・ベンツ・グループ)と業務提携。携帯端末事業では、比亜迪電子(285/HK)を傘下に置く。


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