【亜州ビジネス編集部】中国で正月休暇の旅行予約件数が前年比4～5倍に急増している。複数のオンライン旅行会社（OTA）が最新の調査結果を発表した。証券日報が20日付で伝えた。
　「飛猪（フリギー）」がこのほど発表したデータによると、今月18日時点で正月休暇の旅行予約件数は前年比で5倍近くに増加している。上海、北京、杭州、広州、成都、ハルビン、深セン、重慶、南京、長沙などが人気の旅行先だ。このほか、携程集団（トリップドットコム・グループ：9961/HK）は旅行予約が4倍に増加。「Qunar.com」では、国内人気都市のフライト予約が5倍、ホテル予約が11倍に急拡大している。
　予約急増の背景には、各観光地による消費クーポン券の配布、地方の特色を生かしたプロモーションの強化などがある。今月18日に始まった「ハルビン氷祭り」には、わずか3時間で4万人の予約が殺到。今年の来場者数は前年比1.5倍の120万人が見込まれている。


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