【亜州ビジネス編集部】中国でもここ数年で人気の「芸能人お祝い動画メッセージサービス」を巡って、反社会的勢力と芸能人の「黒い交際」が浮き彫りとなっている。
　ことの発端は、ミャンマー北部を拠点とする中国人詐欺グループ幹部の誕生日を祝うメッセージ動画に、有名芸能人らが多数出演していたこと判明。芸能人らが謝罪に追い込まれる事態となっている。法治日報が11月30日付で伝えた。
　SNSやインターネット上では、被害者から「騙し取った金」で利益を得た芸能人に対して、批判の声が殺到した。一般にこうしたサービスは個人や企業などが誕生祝い、結婚祝い、開店祝いやパーティー開催などに合わせて業者に依頼する。ある業者の場合、動画の長さは一般に10～15秒。料金は芸能人のランクによって1000人民元（約2万900円）以下から5000人民元以上とまちまち。大物芸能人では20万人民元と高額になるケースもあるという。
　今回の騒動をきっかけに、同サービスに一定のルールを設けるべきといった意見も出ている。




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