【亜州ビジネス編集部】中国文化旅遊部の杜江・副部長は14日、今年1～9月の国内旅行者数が延べ36億7000万人となり、前年同期比で75％増加したと報告した。国内観光収入は114％増の3兆7000億人民元（約74兆円）に拡大している。上海証券報が伝えた。
　同部のこれまでの発表によると、新型コロナウイルス流行前の19年1～9月は、国内旅行者数が延べ45億9700万人だった。今年1～9月の国内旅行者数は、コロナ禍前の80％の水準を回復している。
　観光市場の一段の回復に向け、同部は今後「国内旅行レベルアップ計画」を始動させる方針。これは3カ年計画で、豊富で質の高い観光商品の供給、旅行サービスの改善、市場秩序の規範化などを目指す。同時に、同じく3カ年計画となる「インバウンド促進計画」を打ち出す予定だ。


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