ニュース 2024/07/09 10:37
アルミナ2年ぶり高値、中国企業は増産計画
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】需給の引き締まりを受け、アルミナ価格が足元で大きく上昇している。SMMインターナショナルによると、アルミナ価格は6月13日に西オーストラリア州でトン当たり510米ドル(約8万2000円)に達し、2022年3月以来の高値を付けた。年初来の上昇率は40%超に達している。
価格の上昇を受け、中国のアルミナ生産企業が相次ぎ増産に乗り出しているようだ。9日付ブルームバーグ通信は市場関係者の話として、山東、重慶、内モンゴル、広西の新プロジェクトが今年下半期に相次いで生産を開始する見込みと報じた。インドネシアやインドでも生産能力の拡大が見込まれており、向こう18カ月内に供給過剰に転じる可能性があるという。
米アルミニウム製錬大手アルコアは今年1月、オーストラリア西部に保有するアルミナ製錬所を年内に閉鎖すると発表した。同製錬所の年産能力は220万トン。アルコアによると、操業停止は足元の市況に加え、施設の老朽化や操業コストなど、さまざまな要因に基づいて決定されたものという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
価格の上昇を受け、中国のアルミナ生産企業が相次ぎ増産に乗り出しているようだ。9日付ブルームバーグ通信は市場関係者の話として、山東、重慶、内モンゴル、広西の新プロジェクトが今年下半期に相次いで生産を開始する見込みと報じた。インドネシアやインドでも生産能力の拡大が見込まれており、向こう18カ月内に供給過剰に転じる可能性があるという。
米アルミニウム製錬大手アルコアは今年1月、オーストラリア西部に保有するアルミナ製錬所を年内に閉鎖すると発表した。同製錬所の年産能力は220万トン。アルコアによると、操業停止は足元の市況に加え、施設の老朽化や操業コストなど、さまざまな要因に基づいて決定されたものという。
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