【亜州ビジネス編集部】中国で、中秋節（9月17日）の贈り物として一般的な月餅の販売がオンラインや実店舗で始まっている。ギフト商品の価格帯は70～220人民元（約1400～4500円）。過去に高値で議論を呼んだ500人民元以上の商品はほぼ姿を消しているという。第一財経が16日付で伝えた。

　ある予測データによると、今年の月餅生産量は30万トン、売上高は約200億人民元となり、前年比で小幅な減少が見込まれている。今年は100人民元以下の低価格商品が主流となる見通しだ。500人民元以上の高額商品については、国家発展改革委員会などが2022年に「重点的に監視する」との方針を発表した後、徐々に姿を消した。

　このほか、健康志向が高まるなか、今年も「無糖」「低糖」の月餅が人気を集める見込み。昨年はこれら製品の売上高が前年比で20％以上伸びた。

　また新たな規則により、「燕の巣」など高価で希少な食材について使用を控えるよう定められた。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。