華為技術有限公司（ファーウェイ）の余承東・終端ビジネスグループ（BG）董事長は20日、自社のノートパソコン（PC）に搭載するOS（基本システム）について、現製品が最後のWindowsシリーズとなるかもしれず、今後は鴻蒙（ハーモニー）があり得ると発言した。23日付芯智訊などが報じた。
　華為の開発者向けの公式ホームページには、ハーモニーOSのPC版インターフェースが既に登場している。ページデザインの詳細はまだ公表されていないが、デザイン仕様から、入力方法、音量、バッテリー容量、時間などのステータスバー情報は画面の右上隅に表示されるようだ。常駐機能とアプリケーションなどを配置するDockとメニューバーは下部に置かれる。
　市場関係者は、ハーモニーOS PCの登場によって、ファーウェイは他社OSへの依存度が大幅に低下し、独自の製品エコシステムの構築が可能になると指摘した。ハードウエアからソフトウエアに至るまで、自社製品のあらゆる面を制御して、緊密な統合を実現できる利点があるとしている。
　現在、世界のPC OS市場は、Windowsとアップル（AAPL/NASDAQ）の「Mac OS」で二分されている。ファーウェイはAndroidとiOSが圧倒的なスマートフォンOS市場と同様に、PC OSでも三者鼎立を目標に据えることとなる。


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