16日に開催された「中国廊坊国際経済貿易商談会」で、中国EVメーカー、小鵬汽車（エックスポン：9868/HK）傘下の広東匯天航空航天科技有限公司（小鵬匯天）が開発した空飛ぶクルマ（eVTOL）「小鵬匯天旅航者X2（XPENG X2）」が正式に初飛行を実施した。北京大興国際空港臨空経済区で行われた初飛行は、京津冀（北京・天津・河北）地区における空飛ぶ車を含む有人低空飛行として初めてとなる。財聯社の報道として、格隆匯新聞が16日付で報じた。

　これに先立ち、北京市当局が公布した「北京市低空経済産業の高品質な発展促進に向けた行動計画案（2024～27年）」によれば、同市は全国低空飛行応用革新モデルを構築。多元的な応用シーンを展開する。都市間通勤分野では大興国際空港と国家級新区「河北雄安新区」、北京首都空港、天津、廊坊などのエリアの通勤航路ルートを確立。セパレート型空飛ぶ車の都市間通勤＋都市内フェリー応用の新業態を模索する。

　これを受けて、小鵬汽車は「すでにセパレート型空飛ぶ車の大量生産の準備が整った」とした上で、「今年第4四半期に先行販売を開始し、同型空飛ぶ車の都市間通勤需要を満たすことができる」と述べた。


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