ニュース 2019/03/15 14:54
JFEケミカルと宝鋼傘下「宝武炭材」、電池材料事業で合弁
日系企業
JFEスチール(5403/東証1部)傘下のJFEケミカルは15日、宝山鋼鉄(600019/SH)が全額出資する宝武炭材料科技有限公司と共同出資し、電池材料(負極材)事業の合弁会社を中国で設立する計画を明らかにした。双方は同日付で合弁意向書を締結。同プロジェクトの事業性検証(FS)を進める。
日本国内で電池材料事業を展開するJFEケミカルはこれまで、中国での同事業の可能性を検討してきた。中国は現在、電動自動車の普及を急速に進め、世界最大の市場となっており、その主要部材である電池材料は需要拡大が期待できる。また、同プロジェクトについては、内モンゴル自治区の烏海市で宝武炭材が炭素事業をすでに展開していることもあり、その一環として、JFEケミカルが参画することを前提としてFSを実施する。その第1期として、宝武炭材が烏海市で同時期に生産開始するニードルコークスを原料とした負極材について、年間生産能力1万トンの設備を建設し、2020年に稼働させることを想定した検証を行う。
19年前半を目処に、必要なインフラ整備、各種インセンティブも含めた事業性が確認できれば、宝鋼との合意を前提に、宝武炭材と電池材料事業を共同で実施する。なお、宝武炭材は15年、内モンゴル自治区烏海市において、現地石炭事業会社の黄河集団と合弁で30万トン能力のタール蒸留事業を立ち上げ済み。その川下展開として年産5万トンのニードルコークス設備を20年後半稼働を目指して建設中で、本プロジェクトはこれに同期化するものとなる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
日本国内で電池材料事業を展開するJFEケミカルはこれまで、中国での同事業の可能性を検討してきた。中国は現在、電動自動車の普及を急速に進め、世界最大の市場となっており、その主要部材である電池材料は需要拡大が期待できる。また、同プロジェクトについては、内モンゴル自治区の烏海市で宝武炭材が炭素事業をすでに展開していることもあり、その一環として、JFEケミカルが参画することを前提としてFSを実施する。その第1期として、宝武炭材が烏海市で同時期に生産開始するニードルコークスを原料とした負極材について、年間生産能力1万トンの設備を建設し、2020年に稼働させることを想定した検証を行う。
19年前半を目処に、必要なインフラ整備、各種インセンティブも含めた事業性が確認できれば、宝鋼との合意を前提に、宝武炭材と電池材料事業を共同で実施する。なお、宝武炭材は15年、内モンゴル自治区烏海市において、現地石炭事業会社の黄河集団と合弁で30万トン能力のタール蒸留事業を立ち上げ済み。その川下展開として年産5万トンのニードルコークス設備を20年後半稼働を目指して建設中で、本プロジェクトはこれに同期化するものとなる。
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