中国雲南省〜ラオカイ省〜ハノイ市〜ハイフォン市をつなぐ国際長距離鉄道路線の整備に向けて、ベトナム鉄道局は事業化調査（FS）に着手する。ブ・クアン・コイ局長が12日に明らかにした。既に中国のコンサルタント会社を採用したという。VNエクスプレスが14日付で伝えた。
　雲南省河口ヤオ族自治県とラオカイ省をつなぐ5.6キロメートルの鉄道をまず新設し、ラオカイ省からハノイ、ハイフォンをつなぐ鉄道については既存の鉄道を改修する。既存線路の軌間は狭軌の1000ミリメートル。これを1435ミリメートルの標準軌に拡大する計画だ。最高時速についても、現在の80キロメートルから160キロメートルに高めることを視野に入れている。
　コイ局長によれば、FSは年内に完了する見通し。ベトナム運輸省は、投資企業を来年募るとしている。
　ベトナムには総延長3000キロメートル以上の鉄道が運営されているものの、高速鉄道は皆無。政府は2045年までに南北をつなぐ高速鉄道を完成させることを検討している。



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