上海市に本社を置くコーヒーデリバリーサービスの「Coffee Box」がこのところ、北京、上海、広州、深センなどの大都市で店舗閉鎖を余儀なくされている。
　資金難によって材料調達がままならず、「味もサービスも以前に比べて落ちた」との口コミが広がるなど逆風が吹いている。中国網が13日付で伝えた。
　Coffee Boxは2014年に創業。当初はソーシャルメディアアプリ「微信（ウィーチャット）」を通じて、複数のコーヒーチェーンの商品を注文できるサービスだったが、現在は自社オリジナルコーヒーの宅配サービスに参入している。ここにきて、消費者の間でサービス劣化の声がささやかれ始めている。
「店舗から3キロメートル以内なら30分以内に配達」とうたっているものの、最近は配達遅延や届いたコーヒーがこぼれているケースも目立つという。
　店舗縮小に伴い「30分以内」の配達が難しくなったほか、配達を他業者に依頼していることもあり、一定のサービス水準を維持することが困難となっている。味についても「コーヒーが水のように薄くなった」「ミルクの風味が感じられない」など、以前に比べて落ちたとの口コミが拡散している。


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