中国の求人情報サイト「脈脈高聘」が15日発表した人材市場リポートによると、今年1～10月にかけて、新規の求人が最も多かった企業はショート動画投稿アプリ「TikTok（ティックトック）」を提供する北京字節跳動科技有限公司（バイトダンス）だった。以下、飲食店レビューやデリバリー事業を手がける美団（メイトゥアン：3690/HK）、「中国版インスタグラム」とも呼ばれるSNS型ECアプリ、小紅書（RED）と続く。毎日経済新聞が16日付で伝えた。

　1～10月に新規の求人が多かった上位20社のうち、16社はインターネット関連企業だった。ネット関連以外は、通信機器メーカーの華為技術（ファーウェイ）、小米集団（シャオミ・コーポレーション：1810/HK）、ドローンメーカーの大疆創新科技有限公司（DJI）など。

　また、求人件数が目立った職種、上位20種のうち、15種は技術系で、特に人工知能（AI）関連が5種と多かった。

　技術系の職種で求人の際に提示された月給が最も多かったのは、フロントエンド開発のエンジニアで、平均6万7728人民元（約143万2000円）。2位は大規模言語モデル（LLM）開発で6万7483人民元、3位はIC設計で6万4953人民元だった。


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