【亜州ビジネス編集部】昨年末に販売が始まった2025年「春運」（春節前後40日間の特別旅客輸送態勢）期間の鉄道チケットについて、1月22日午後8時（現地時間）までの累計発券数は2億7100万枚に達している。中国鉄道顧客サービスサイト「www.12306.cn」の情報として、中国政府系メディアが23日付で報じた。

　交通運輸部によれば、25年の「春運」開始から8日目に当たる21日、地域を跨いで移動した人は延べ2億3054万1000人となった。前年同期比で15.2％、前日比で3.6％ずつ増加している。

　2億3054万1000人の内訳は、鉄道が前年同期比8.1％増の1312万3000人（前日比3.4％減）、道路が15.8％増の2億1443万人（同4.1％増、高速道路・一般国道における自家用車による移動が1億8068万人、営業車両による移動が3375万人）、水路が22.1％増の72万4000人（同6.2％増）、航空が7.0％増の226万4100人（同0.9％増）で推移した。

　中国では25年「春運」が14日からスタートした。期間は2月22日まで。交通運輸部の予測によれば、期間中に地域を跨いで移動する人は延べ90億人に達し、過去最多を更新する見通しだ。前年同期比で7％増加すると予測している。うち鉄道旅客は延べ5億1000万人に達する見込み。鉄道部門によると、春節連休（1月28日～2月4日）前のピークは1月25日、連休後のピークは2月4日と予測されている。


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