ニュース 2024/08/07 16:05
中国:ドローン貨物輸送の利用拡大、順豊は1日当たり2万件超え
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国の物流分野で無人機(ドローン)を活用した貨物輸送の需要が拡大している。医療・救援物資や生鮮食品などの輸送を迅速かつ効率的にできることから、宅配業、流通業で用途が広がっている状況だ。経済日報が6日付で伝えた。
中国当局はここ数年、「低空経済」の振興に注力している。ドローンやジェネラルアビエーション(一般航空)の製造、利用を中心とする低空域航空産業を発展させる構えだ。
こうした中、総合物流サービス企業の順豊HD(S.F.ホールディング:002352/SZ)は2018年に当局の中国民航局からドローン商業利用の正式認可を初めて取得した。これまでに傘下でドローン貨物空輸を手掛ける豊翼科技(深セン)有限公司を通じ、広東省と周辺地域で大規模な輸送を展開している。今年6月までに1日当たり輸送件数は2万件を突破。前年同期比で倍増した。
また中国郵政集団も重慶市の巫山空港を拠点とするドローン輸送に乗り出している。同空港~同市果園港間の貨物輸送にかかる所要時間はわずか7分間に短縮された。従来はトラックで2時間かかっていたという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国当局はここ数年、「低空経済」の振興に注力している。ドローンやジェネラルアビエーション(一般航空)の製造、利用を中心とする低空域航空産業を発展させる構えだ。
こうした中、総合物流サービス企業の順豊HD(S.F.ホールディング:002352/SZ)は2018年に当局の中国民航局からドローン商業利用の正式認可を初めて取得した。これまでに傘下でドローン貨物空輸を手掛ける豊翼科技(深セン)有限公司を通じ、広東省と周辺地域で大規模な輸送を展開している。今年6月までに1日当たり輸送件数は2万件を突破。前年同期比で倍増した。
また中国郵政集団も重慶市の巫山空港を拠点とするドローン輸送に乗り出している。同空港~同市果園港間の貨物輸送にかかる所要時間はわずか7分間に短縮された。従来はトラックで2時間かかっていたという。
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