【亜州ビジネス編集部】国家知識産権局によれば、中国は2024年に特許協力条約（PCT：Patent Cooperation Treaty）の加盟から30周年を迎える。中国のPCT国際特許出願（概算値）は1994年のわずか98件から、2023年には約7万件に拡大。5年連続の世界トップを独走している。中国政府系メディアが22日付で報じた。

　同局が受理したPCT出願件数は、世界全体の4分の1に相当する規模。PCT出願件数の上位を占める中国の申請者が続出している状況だ。

　PCTは知的財産権分野の重要な国際条約の一つ。1970年に締結され、これまでに158カ国が加盟している。出願者は、1件のPCT国際特許出願を提出するだけで、同時に複数の締約国において特許権の保護を求めることができる。


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