【亜州ビジネス編集部】安徽省はこのほど、一部の生殖補助医療について、8月1日付で医療保険の対象に組み入れると発表した。安徽のほか、これまでに生殖補助医療を医療保険の対象とした地域は北京市、上海市、広西チワン族自治区、甘粛省、浙江省、江西省、山東省など。これにより、生殖補助医療市場の規模拡大に弾みが付くと見られる。証券日報が18日付で伝えた。

　生殖補助医療を医療保険に適用した地域のうち、広西チワン族自治区では2023年11月の組み入れ以降、同外来を訪れる人が急増。これまでに延べ99万3700人が受診している。

　前瞻産業研究院によれば、生殖補助医療の国内市場規模は2023～27年にかけて、年平均14.5％のペースで拡大。27年にも852億人民元（約1兆8100億円）に達する見通しだ。


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