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  ニュース     2024/08/22 16:40

小米EVは1台6.6万元の赤字、「まだ立ち上げ期」と説明 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)の雷軍・董事長兼CEO(最高経営責任者)は21日の決算説明会で、新規参入した電気自動車(EV)事業について、1台当たりの平均赤字が約6万6000人民元(約130万円)となっていることを明らかにした。同事業は立ち上げたばかりで、まだ「高投資段階」にあると説明している。香港メディアの星島日報が22日伝えた。
 小米は21日発表した2024年第2四半期(4~6月)決算で、EV事業の業績を初めて開示。EV事業を含むイノベーション部門の売上高は64億人民元となった。24年3月に発売したファーストモデル「SU7」の納車台数は2万7307台で、平均単価は22万8644人民元。同部門の粗利益率は15.4%(会社全体は20.7%)となり、特殊要因を除く調整後純損益は18億人民元の赤字だった。
 小米の盧偉氷・総裁はEV事業が赤字となった要因について、事業規模がまだ小さい点に言及。自動車産業は典型的な「規模経済」の産業であり、同社も今後、EV事業の規模を拡大していく方針とした。また、小米のファーストモデル車は純電気自動車(BEV)で、初期投資コストが相対的に高いとも説明。同コストを消化していくには、まだ時間がかかるとしている。


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