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  ニュース     2024/08/22 16:41

中国保有のロボ特許、世界3分の2で合計19万件超え 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国が保有するロボット関連の有効特許は、今年7月時点で合計19万件を超えた。世界全体の3分の2を占めている。“製造業のクラウンジュエル”と呼ばれる産業用ロボットは、人工知能(AI)技術と実体経済が深く融合する重要分野に躍進した。新たな技術革命と産業変革が進行するなか、ロボット製品の使いやすさと作業効率は大幅に向上している。「2024世界ロボット大会」の開幕に合わせ、辛国斌・工業情報化部副部長が21日に語った内容として、中国新聞網が伝えた。

 中国の産業用ロボット市場は、11年連続で世界首位を独走している。過去3年間の新規設置台数は、世界全体の過半を占めた。製造業のロボット密度は労働者1万人当たり470台の水準に達し、過去10年間で19倍に増加している。

 サービスロボットは、家庭サービスや医療・介護分野で大規模な応用が実現された。特殊用途ロボットは、空中や海中の探査や緊急救助などの分野で重要な役割を果たしている。中国ロボット産業の増収率は、年率平均で15%の伸びを続けてきたと同氏は指摘した。

 北京亦創国際会展センターで開催中の2024世界ロボット大会は、25日に閉幕する。技術革新やその応用成果を披露する今大会には、企業169社が革新製品600機種以上を持ち込んだ。うち新製品は60機種を超える。ヒューマノイドロボット(人型ロボット)の公開数は合計27体に達し、過去最多を更新した。


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