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  ニュース     2024/07/26 13:00

中国:ソーラー関連企業の中東投資が拡大、鈞達はオマーンに工場 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国のソーラー関連企業による中東への投資が拡大している。太陽電池メーカーの海南鈞達新能源科技(002865/SZ)は25日引け後、オマーンに工場を建設すると発表した。総投資額は2億8000万米ドル(約430億円)。年産規模は5ギガワット(GW)となる計画で、2025年の完工・稼働を予定している。

 今回の投資について鈞達新能源は、地理や資源面でのオマーンの優位性を活用し、自社が持つ技術力を発揮することで、海外生産能力の効果的な配置を狙ったものと説明。中東を足掛かりとして欧米へと目を向けるもので、自社のグローバル展開を推し進めるものになると強調した。国際市場での競争力を高め、海外での質の高い事業発展を促すとみている。

 中東は太陽光発電事業の開発において、気候上のメリットが多い。同時に、欧州とアジアを結ぶ貿易ルート上に位置するため、立地面での利点もある。

 25日には、中国電建集団傘下の中国電力建設(601669/SH)がアラブ首長国連邦(UAE)で太陽光発電事業プロジェクトをEPC(設計、調達、建設)方式で受注したと発表している。また、これより先には、太陽光発電用インバーターの陽光電源(300274/SZ)、太陽光パネルの晶科能源(688223/SH)、太陽電池用ウエハー大手のTCL中環新能源科技(002129/SZ)などが中東に合弁会社や工場を設置すると発表した。


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