【亜州ビジネス編集部】新エネルギー大型トラックの販売が中国各地で伸びている。統計資料によると、今年1～7月の大型トラック販売は、前年同期比2％増の56万2800台にとどまった。ただ、そのうち新エネルギー大型トラックは148％増の3万4300台（販売シェア14.2％）に拡大している。すでに2023年通年の販売実績を超えた。7月の国内販売は、179％増の6613台に達している。上海証券報が15日付で伝えた。

　三一新能源や一汽解放が販売攻勢をかけている。政策的な普及支援を追い風に、大型トラックの分野でも新エネルギー化が進展した。2024年に入り5度にわたって月次販売が5000台を上回っている。特に6月と7月は6000台も超えた。

　動力別の新エネルギー大型トラック24年販売シェアは、純電動（電池交換式純電動を含む）が全体の88.75％を占めている。23年販売シェアは93.64％に上った。残りは燃料電池とハイブリッドシステムとなっている。

　エリア別の新エネルギー大型トラック新規登録は、今年1～7月の累計で全国12省・直轄市・自治区で1000台を上回った。河北省は5000台を超え、山西省、広東省、四川省、湖南省、江蘇省は2000台を超えている。また、広東省、山西省、陝西省、福建省、新疆ウイグル自治区、湖南省、天津市、雲南省、広西チワン族自治区、寧夏回族自治区では23年通年の新規登録数を上回った。


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