【亜州ビジネス編集部】中国最大級の人工知能（AI）計算センターが8月30日、黒竜江省ハルビン市で稼働する。中国移動（チャイナ・モバイル：941/HK）の「智算センター（ハルビン）」で、サーバー2336台に搭載するAIアクセラレーターカードは1万8000枚に上り、6.6EFLOPS（毎秒660京回の浮動小数点演算速度）の演算能力を実現する。芯智訊が22日報じた。

　完成後は単一クラスターとしての演算能力規模、国産機器によるネットワーク規模、融合階層ストレージ規模、インテリジェント融合階層ストレージ規模がいずれも中国最大となる。クラスター障害の発生位置を特定でき、数兆パラメーターのモデルトレーニングに対して高効率かつ安定した演算基盤を提供する。

　智算センターの安定稼働を保証するため、二重の220キロボルト（kV）の商用電源などの完全冗長電源システムの他、10kV高圧冷水機＋新型空調端末の高効率節電冷却システムなどによるインテリジェントな運用管理体制を構築する。


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