ニュース 2024/12/02 11:45
中国:四川省広漢に火鍋産業が集積、海外輸出も拡大
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】三星堆遺跡で知られる四川省広漢市は、中国西南エリア最大の火鍋産業の集積地だ。国内で最も完全な火鍋産業チェーンを有し、2023年の同産業規模は155億人民元(約3210億円)に達した。近年は海外輸出も拡大している。中国新聞網が11月29日付で伝えた。
広漢市には現在、火鍋用のスパイス、食材、調理器具のほか、「火鍋の素」や「インスタント火鍋」などを製造する企業160社以上が集積する。三星堆遺跡からは火鍋に似た「陶製三足炊器」が出土しているが、同市の火鍋産業の歴史は新しい。現地の業界団体によると、十数年前に一部の火鍋大手企業が広漢市の土地コストと交通の利便性に着目し、工場を設立したことが始まりだ。その後、中小企業も続々と進出し、産業チェーンが構築された。
広漢市の火鍋業界ではデジタル化、スマート化も進む。独シーメンス製の中央制御システムを導入するなど、各種の取り組みが進んだ結果、業務の効率性が向上している。
中国の火鍋は近年、世界的に認知度が高まっており、広漢市の製品は欧米や東南アジアの火鍋店、スーパーマーケットにも供給されている。最近では、ドバイの華僑商人が火鍋用の鍋を大量に注文。ドバイで四川火鍋を楽しめる日も近いという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
広漢市には現在、火鍋用のスパイス、食材、調理器具のほか、「火鍋の素」や「インスタント火鍋」などを製造する企業160社以上が集積する。三星堆遺跡からは火鍋に似た「陶製三足炊器」が出土しているが、同市の火鍋産業の歴史は新しい。現地の業界団体によると、十数年前に一部の火鍋大手企業が広漢市の土地コストと交通の利便性に着目し、工場を設立したことが始まりだ。その後、中小企業も続々と進出し、産業チェーンが構築された。
広漢市の火鍋業界ではデジタル化、スマート化も進む。独シーメンス製の中央制御システムを導入するなど、各種の取り組みが進んだ結果、業務の効率性が向上している。
中国の火鍋は近年、世界的に認知度が高まっており、広漢市の製品は欧米や東南アジアの火鍋店、スーパーマーケットにも供給されている。最近では、ドバイの華僑商人が火鍋用の鍋を大量に注文。ドバイで四川火鍋を楽しめる日も近いという。
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