【亜州ビジネス編集部】中国国家統計局の盛来運・副局長は18日の記者会見で、消費財の買い替えを促す「以旧換新」政策の効果が発揮されるなか、9月の小売売上高の伸びが前月から1.1ポイント加速したと説明した。なかでも自動車、家電、オフィス用品、家具の4項目が同政策の恩恵を受けていると指摘。統計局の推計によると、これら4項目の販売増加によって、1～9月の小売売上高の伸びが2.1ポイント押し上げられたという。証券時報が18日伝えた。

　統計局の発表によると、今年9月の小売売上高は前年同月比3.2％増の4兆1112億人民元（約86兆5407億円）。増加率は8月実績（2.1％）から1.1ポイント拡大した。うち飲食が3.1％増の4417億人民元、商品販売が3.3％増の3兆6695億人民元。商品販売のうち、家電・AV機器が20.5％増となり、増加率は8月の3.4％から17.2ポイント加速した。ほかオフィス用品が10.0％増、家具、自動車が各0.4％増。うち自動車は前月の7.3％減からプラスに転じた。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。