ニュース 2024/11/01 14:22
中国:就職試験のAI面接増加、時間やコスト削減で導入加速 
経済・統計
AI面接では主に、「猟聘・Doris」「牛客AI面試」「智聯招聘AI易面」「海納AI面試官」といったシステムが導入されている。このうち「猟聘・Doris」の担当者によると、同システムの利用契約を交わした企業は年初からこれまでに1100社を超えたという。この数は過去数年間の合計に相当する規模だ。過去1年間で企業が同システムを利用して行った面接の回数は、前年比で448.2%増と急拡大している。
企業がAI面接を導入する理由は、コストの抑制に加えて、多数の人が受ける面接の内容と評価を公平にするためだ。AI面接は遠隔ででき、面接官が要らないため、かかる時間や人件費が抑制できる。
ただ受験者の中にはAIに採用の評価をされることに違和感を持つ求職者も少なくない。またシステムの不具合により、音声が途切れたり、同じ質問に何度も答えたといったケースもあるという。
AI面接システムについて、 専門家は「現状では技術面や管理面などでまだ改善が必要だ」と指摘した。
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