中国企業がケニアでプレゼンスを高めている。ケニア中国経済貿易協会が17日に首都ナイロビで発表した「ケニアにおける中国企業の社会責任に関する報告書」によれば、2022～23年にかけて、中国企業はケニアで6万人を超える現地従業員を雇用した。現地化率は90％を超過し、現地の雇用促進に積極的な役割を果たしている。中国政府系メディアが18日付で報じた。

　報告書によれば、中国企業が現地で主導するモンバサ・ナイロビ標準軌鉄道やアフリカ職業技能チャレンジなどのプロジェクトが現地住民に多くの就業機会を提供している。中国企業は併せて、ケニアのインフラ建設に積極的に参加。ナイロビ高速道路やガリッサ太陽光発電所など大型プロジェクトの建設を請け負い、現地の経済・社会発展を促進している。

　ケニア中国経済貿易協会はケニアに進出する中国企業で構成される。同協会はこの日行われた記者会見で「中国企業は今後も中国とケニアの架け橋となり、両国の経済、貿易、文化、教育の各分野における交流と協力を促進していく」と述べた。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。