ニュース 2024/11/11 14:57
中国:「国有企業就職あっせん」詐欺、被害総額17億円規模
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中央国有企業や党・政府機関などへの就職をあっせんするとして、大卒者などから総額8000万人民元(約17億円)余りをだまし取った容疑で、甘粛省蘭州市の公安当局はこのほど、主犯格の2人と関係者20人の身柄を拘束したと発表した。被害者は400人を上回る見通しだ。中国政府系メディアが8日付で報じた。
報道によると、主犯格の2人は2021~24年にかけて、蘭州市や天水市などで、就職のあっせんを希望する求職者を募集。手数料と称して、1人当たり20万人民元を徴収していた。求職者は親戚や知人を通じて集められ、紹介者には成功報酬を支払っていたという。
2人はすでに詐欺行為を認め、これまでに騙取した8000万人民元のうち、1000万人民元超の返金に応じたという。
今回の詐欺事件について、中国人民大学公共管理学院の劉金教授は「国有企業は現在、従業員の採用に当たって、外部監査と内部監査を強化している」と指摘した上で、「お金を払えば入社できるといったうまい話を安易に信じてはいけない」と求職者に注意喚起を促した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
報道によると、主犯格の2人は2021~24年にかけて、蘭州市や天水市などで、就職のあっせんを希望する求職者を募集。手数料と称して、1人当たり20万人民元を徴収していた。求職者は親戚や知人を通じて集められ、紹介者には成功報酬を支払っていたという。
2人はすでに詐欺行為を認め、これまでに騙取した8000万人民元のうち、1000万人民元超の返金に応じたという。
今回の詐欺事件について、中国人民大学公共管理学院の劉金教授は「国有企業は現在、従業員の採用に当たって、外部監査と内部監査を強化している」と指摘した上で、「お金を払えば入社できるといったうまい話を安易に信じてはいけない」と求職者に注意喚起を促した。
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