【亜州ビジネス編集部】中国の上海市で、特許協力条約（PCT）に基づく国際特許出願件数が増加している。2024年は前年比10.3％増の6822件に上った。1万人当たりの高付加価値発明特許の保有数も15.3％増の57.9件に拡大している。中国新聞網が7日付で伝えた。

　このほど開催された「上海市知的財産権業務会議」によると、上海の商標登録件数は24年に278万9300件（前年比6.7％増）、著作権登録件数は45万件（9.1％増）に上った。また、世界知的所有権機関（WIPO）が公表した最新リポートによると、「テクノロジー集積エリア」において「上海・蘇州」エリアは世界5位に躍進している。

　上海市の「世界一流のビジネス環境を継続的に構築する行動計画」では、知的財産権に関連する公共サービスを最適化する方針が示されている。ワンストップのサービスプラットフォームを構築し、そのアップグレードを促していく方針が盛り込まれた。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。