ニュース 2026/02/12 13:49 NEW!!
中国:自動車業界「価格設定」を規範化、当局が指針 
政策・政治(中央) 産業・企業

国営メディアの中国中央電視台(CCTV)によると、中国の自動車業界では現在、規定に基づく明確な価格表示を行わない行為や価格詐欺などの違法行為が存在し、消費者や事業者の利益を損なっている。こうした行為は公正な競争秩序を乱し、自動車業界の質の高い発展を妨げている状況だ。同指針はこうした状況を踏まえ、価格設定の監督ルールを統一し、自動車や部品の生産・販売企業に対してコンプライアンスに基づく適正な経営を促すことを目的としている。
同指針では完成車・部品メーカーに対し、生産コストを基準とし、市場の需給を重視した価格戦略を実施すべきと明記。完成車・部品販売や金融サービスなどに関連する各段階において、サプライチェーンを通じた価格設定行為の管理を実施し、価格の適正性を確保するよう求めている。また、メーカーのリベート(販売奨励金)政策に関して、契約締結などの方式で事前にディーラーと合意するとともに、ディーラーの自主的な価格決定権を尊重すべきとした。さらに、完成車メーカーと部品メーカーによる価格カルテルを禁止する方針も盛り込んだ。
このほか、取り締まりの対象となる不当な価格設定行為について、◆完成車・部品の出荷価格を生産コスト(製造原価、管理費、販売費、金融費用などが含まれる)未満に設定すること、◆高仕様・高級品を低仕様・低級品として扱うなどの方法で、実質的に価格を引き下げ、実際の出荷価格を生産コスト未満に設定すること、◆値引きや補助金などの価格優遇措置を講じることで、実際の出荷価格を生産コスト未満に設定すること、◆不等価の物資交換(バーター取引)を行い、実際の出荷価格を生産コスト未満に設定すること、◆現物による債務弁済などの方法により、実際の出荷価格を生産コスト未満に設定すること――などと定義している。
一方で、自動車販売企業に対しても、同指針は明確な価格設定行為の要件を提示している。主に新車販売の段階に焦点を当て、価格の明示義務違反などの問題の是正を図る構えだ。具体的には、車両価格と販売サービス価格を明確に区別し、「表示外の追加料金」を禁止するほか、販促活動についてはルールや期間、条件を目立つ形で提示するよう求めている。
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