ニュース 2024/08/06 11:35
中国:石油ガス管網の整備加速、24年も新設4000km超へ
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】石油・ガスパイプライン網の建設ピッチが加速している。全国の長距離天然ガスパイプライン総延長は、2023年末時点で12万4000キロメートル(地球約3.1周相当)に達した。前年末比で4000キロメートル以上も延びている。24年に関しても4000キロメートル以上、新たに敷設する計画だ。中国政府系メディアが4日付で伝えた。
新疆ウイグル自治区では、西部の天然ガス資源を需要地の東部に送る「西気東輸」の第4パイプラインに関し、すでに吐魯番(トルファン)から中衛(ジョンウェイ)に至る主なパイプライン工事を完了している。今年の稼働開始後には、「西気東輸」の年間ガス輸送能力がさらに150億立方メートル増加する見込みだ。同時に、四川省の天然ガス資源を需要地の東部に送る「川気東送」の第2パイプライン、黒竜江省虎林市と吉林省長春市を結ぶ天然ガスパイプラインの建設計画も進展している。
パイプラインの敷設・運営を手掛ける国家石油天然気管網集団有限公司によると、第14次5カ年計画期間(2021~25年)は、2万キロメートル近くのパイプラインが運用開始される予定。パイプライン網の配置を最適化し、石油・ガスエネルギーの供給量とカバー範囲を一段と拡大する。
中国で最も長い距離と広範囲をカバーする天然管網「西気東輸パイプラインシステム」は稼動開始以来、累計9600億立方メートルを超える天然ガスを全国に供給した。全国のパイプライン網を通じた天然ガスの供給能力は、足元で10億立方メートル/日を上回っている。天然ガス管網の一次輸送能力は、20年の2230億立方メートルから23年の3290億立方メートルに48%増強された。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新疆ウイグル自治区では、西部の天然ガス資源を需要地の東部に送る「西気東輸」の第4パイプラインに関し、すでに吐魯番(トルファン)から中衛(ジョンウェイ)に至る主なパイプライン工事を完了している。今年の稼働開始後には、「西気東輸」の年間ガス輸送能力がさらに150億立方メートル増加する見込みだ。同時に、四川省の天然ガス資源を需要地の東部に送る「川気東送」の第2パイプライン、黒竜江省虎林市と吉林省長春市を結ぶ天然ガスパイプラインの建設計画も進展している。
パイプラインの敷設・運営を手掛ける国家石油天然気管網集団有限公司によると、第14次5カ年計画期間(2021~25年)は、2万キロメートル近くのパイプラインが運用開始される予定。パイプライン網の配置を最適化し、石油・ガスエネルギーの供給量とカバー範囲を一段と拡大する。
中国で最も長い距離と広範囲をカバーする天然管網「西気東輸パイプラインシステム」は稼動開始以来、累計9600億立方メートルを超える天然ガスを全国に供給した。全国のパイプライン網を通じた天然ガスの供給能力は、足元で10億立方メートル/日を上回っている。天然ガス管網の一次輸送能力は、20年の2230億立方メートルから23年の3290億立方メートルに48%増強された。
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