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  ニュース     2024/09/25 09:55

中国:華為三つ折りスマホ「Mate XT」、転売価格が急落 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が20日発売した世界初の三つ折りスマートフォン「Mate XT」の転売価格が急落している。中国のインターネット上などで、一時は10万人民元(約200万円)まで急騰していたが、足元では1万人民元を下回る水準まで下落しているという。発売前には「購入予約が500万件を突破した」などと報じられていたが、実際の需要はそれほど大きくないと指摘されている。香港メディアの明報が25日伝えた。

 Mate XTはフル展開時の画面サイズが10.2インチで、内折りも外折りも可能。3つのモデルがあり、定価はそれぞれ1万9999人民元、2万1999人民元、2万3999人民元だ。これまでの報道によると、予約開始の7日から24時間で購入予約は200万台を突破。11日には500万件を超えたと伝わっていた。

 ただ、予約時に手付金が不要なため、実際の購入数は変動する可能性も指摘されていた。例えばシティグループは、Mate XTの2024年出荷台数が40万~50万台にとどまると予想。価格や部品供給面での問題に言及した。シティによると、中国では超高級スマホの需要は小さい。価格1600米ドル(約23万円)を超えるスマホの中国出荷台数は23年に330万台、24年上半期に150万台となり、スマホ全体の1.2%、1.1%を占めるにとどまった。

 一方、香港・天風国際証券の著名アナリスト、郭明キ氏はMate XTの24年出荷台数について、サプライチェーン調査の結果、50万→100万台に上方修正した。ある販売代理店は、急激な価格変動に直面した場合、ファーウェイは出荷台数を調整し、価格を安定させる可能性があると指摘している。


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