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  ニュース     2025/01/16 09:52

中国:広州白雲空港の第4滑走路、23日に供用開始 無料記事

【亜州ビジネス編集部】広州白雲国際空港の管理・運営を手がける広州白雲国際機場(広州白雲空港:600004/SZ)は15日、第4滑走路について、今月23日付で正式に供用を開始すると発表した。これにより、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオ・グレーターベイエリア)の空港で、唯一の「滑走路4本体制」となる。複数の中国メディアが同日で報じた。

 第4滑走路の稼働後、2025年「春運」(春節前後40日間の特別旅客輸送態勢)期間中、広州白雲空港は1日当たりの離着陸回数が平均1546回に達し、前年同期を大幅に上回る見込みだ。

 一方、25年「春運」期間に中南エリア(広東省、広西チワン自治区、海南省、湖南省、湖北省、河南省など)の空港12カ所では1日当たり平均7161便の運航を予定し、前年同期比で7.9%増加する見通し。また広州や深センの空港では1日当たりのフライト数が過去最高を記録すると予測されている。

 中国中南部を代表する広州白雲空港は、粤港澳大湾区(広州・香港・マカオ経済圏)のハブ空港としての役目も担う。地理的・政策的な優位性を活用。地域経済と貿易の発展を支える珠江デルタの旅客・貨物輸送の中心に位置するほか、航空政策の後押しを受け世界クラスの国際ハブ空港としての立場を確立している点が強みだ。

 24年通の旅客数は前年比20.9%増の延べ7636万9289人に拡大した。貨物取扱量は17.3%増の238万2518トン、離着陸回数は12.3%増の51万1972回だった。


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