ニュース 2024/07/31 14:30
中国:自動車製造業の利益率が低迷、上期5.0%に
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】自動車製造業の利益水準が低迷している。国家統計局の資料によると、今年1~6月の中国自動車製造業は、売上高利益率が5.0%に悪化した。全体の売上高は、前年同期比5.0%増の4兆7672億人民元(約100兆5900億円)に伸びている。ただ、コストも5.0%増の4兆1730億人民元に拡大した。利益総額は10.7%増の2377億人民元にとどまったという。中国経営網が7月31日付で伝えた。
今年6月の新車販売価格は平均33万3000人民元で推移している。1台当たりの利益は1万3000人民元の水準だ。
自動車製造業の売上高利益率は、2017年が7.8%、18年が6.3%、19年が6.3%、20年が6.2%、21年が6.1%、22年が5.7%、23年が5.0%と低下しつつある。自動車業界の価格競争が激化したためだ。燃油車の販売が滞るなか、既存メーカーの利益も削がれている。新エネルギー自動車(NEV)に関しても、電動化やスマート化の技術開発に費用がかかり、工業企業の平均利益率(6.4%)に届いていない。
多数の自動車メーカーは、利益よりも販売拡大に熱心だ。今年1~4月だけで約40の自動車ブランドが価格戦略を強化している。合計128車種で値下げ、割引、補助金などの優遇を導入した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
今年6月の新車販売価格は平均33万3000人民元で推移している。1台当たりの利益は1万3000人民元の水準だ。
自動車製造業の売上高利益率は、2017年が7.8%、18年が6.3%、19年が6.3%、20年が6.2%、21年が6.1%、22年が5.7%、23年が5.0%と低下しつつある。自動車業界の価格競争が激化したためだ。燃油車の販売が滞るなか、既存メーカーの利益も削がれている。新エネルギー自動車(NEV)に関しても、電動化やスマート化の技術開発に費用がかかり、工業企業の平均利益率(6.4%)に届いていない。
多数の自動車メーカーは、利益よりも販売拡大に熱心だ。今年1~4月だけで約40の自動車ブランドが価格戦略を強化している。合計128車種で値下げ、割引、補助金などの優遇を導入した。
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