【亜州ビジネス編集部】中国で毎年11月11日にかけて実施される恒例のインターネット通販セール「シングルデー（独身の日、双11）」が終了した。ビッグデータ会社の星図数据（Syntun）の統計によると、Eコマース市場全体（ライブコマース含む）で見たセール総取引額（GMV）は総額1兆4418億人民元（約30兆8840億円）。前年同期比で26.6％伸びた。証券時報など複数メディアが12日伝えた。

　うち総合EコマースプラットフォームのGMVは前年同期比20.1％増の1兆1093億人民元。個別では、阿里巴巴集団HD（アリババ・グループ・ホールディング：9988/HK）傘下の「天猫（Tモール）」、京東集団（JDドットコム：9618/HK）、ピン多多（PDD/NASDAQ）の順でGMV上位となった。

　ほかライブコマースの売上高は前年同期比54.6％増の3325億人民元。個別では、抖音（ドウイン）、快手科技（クアイショウ・テクノロジー：1024/HK）アリババ系の点淘（ディエンタオ）がGMV上位だった。

　また、総合Eコマースプラットフォーム（点淘を含む）のうち、商品の種別では家電のGMVが16.3％を占めトップ。前年同期比26.5％増の1930億人民元に伸びた。以下、携帯電話機が23.1％増の1706億人民元（シェア14.4％）、アパレルが21.4％増の1664億人民元（14.1％）、パーソナルケア・化粧品が22.5％増の963億人民元（8.2％）、シューズ・バッグが14.8％増の770億人民元（6.5％）、食品・飲料が11.6％増の640億人民元（5.4％）と続いた。


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