【亜州ビジネス編集部】　中国各地でスポーツ施設の整備が進展している。全国のスポーツ施設総数は2024年末時点で484万2000カ所を数えた。総面積は42億3000万平米で、1人当たりの平均面積は3平米となっている。第14次5カ年計画（2021～25年）期間中に建設されたスポーツ施設は累計1102カ所に達し、前倒しで計画目標を達成した形だ。23日開催の全国大衆スポーツ工作会議で報告された内容として、中国政府系メディアが報じた。

　主に卓球を中心としたスポーツ普及活動の一環「国球進社区（卓球を団地に）」「国球進公園（卓球を公園に）」は24年に累計で公園1363カ所、社区9618カ所を網羅した。これにより、卓球台2万3408台、その他フィットネス機器2万5088件（セット）が設置されている。

　国家体育総局は24年に財政部と協力し、公共スポーツ施設を無料または低料金で利用できるようにするため、スポーツ施設3050カ所に補助金を支給。全国1600近くの県級行政区域をカバーし、5億人超が恩恵を受けた。また24～25年にかけて、中央集中宝くじ公益資金から総額12億3000万人民元が全国民の健康を促進するためのスポーツ施設建設に充当される計画だ。

　このほか、24年末までに、全国で約371万人の社会体育指導員が活動している。これは1000人当たり約2.63人の社会体育指導員がいる計算だ。


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