【亜州ビジネス編集部】工業情報化部の直属機関、中国信息通信研究院が7月26日付で発表した統計データによると、携帯電話機の国内出荷台数は、今年1～6月に前年同期比13.2％増の1億4700万台に拡大した。うちスマートフォン出荷台数は11.6％増の1億3900万台。携帯電話機、スマホともに出荷台数は上半期としては3年ぶりの高水準となっている。証券時報が31日伝えた。

　市場調査会社のカウンターポイント・リサーチによると、消費者信頼感や在庫水準の改善により、世界のスマホ市場は回復傾向を強めている。24年通年の世界出荷台数は前年比で4％増加する見通しだ。

　こうしたなか、スマホや関連部品を含む中国のコンシューマー・エレクトロニクス業界では、企業業績の改善も鮮明化している状況。証券時報のまとめによると、同業界のA株上場企業で、2024年6月中間期の業績見通し、または決算速報を発表した企業のうち、6割に相当する21社が増益または黒字転換を予想した。


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