中国経済で民営企業のプレゼンスが高まっている。国家発展改革委員会によれば、足元の民営企業総数は5500社を超過。企業総数に占める民営企業の割合は、2012年の79.4％から23年の92.3％まで拡大した。個人事業主は1億2500万件を上回っている。中国政府系メディアが20日付で報じた。

　一定規模を超える民営企業は売上高が年平均8.3％、利益総額が同7.9％ずつ増加している。また過去10年間で、民営企業による輸出入額は平均11.1％の伸びを記録した。中国の輸出入全体に占める割合は30→55％に拡大。世界上位500企業にリストアップされた民営企業は34社に増加した。

　民間投資を継続的に拡大するため、中国当局は民営企業が国家重点プロジェクトの建設に参加するための長期的なメカニズムを引き続き最適化。24年国家重点民間投資プロジェクトリストは合計189件となり、製造業、運輸業、農林業、畜産・漁業、鉱業など12業種を網羅している。


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