ニュース 2025/10/14 10:09
小米EVが四川で死亡事故、炎上後にドア・窓開けず運転者死亡 
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】中国の四川省成都市で13日、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)の電気自動車(EV)が交通事故を起こし、ドライバーが死亡したと報じられている。事故車両は「SU7 Ultra」とみられており、前方を走る車両を追い越した後に制御を失い、緑地帯に衝突。その後、車両が横転して対向車線に突入した。車両が炎上するなか、複数の人が救助に参加したが、ドアや窓が開かず、車内に閉じ込められたドライバーを救助できなかったという。ドライバーは死亡したと報じられている。複数の中国メディアが同日付で伝えた。
第一財経によると、電子ドアロックと格納式ドアハンドルが救助の妨げになった可能性が指摘されている。衝突時に高電圧システムが自動遮断されると、電子解錠機能が作動せず、ドアが開かない場合があるという。車体の変形もドアを開けられなかった要因となった可能性がある。
EVに多くみられる格納式ドアハンドルについて、中国は規制強化の方針を発表したばかりだ。工業情報化部は9月24日、自動車ドアハンドルの安全基準案に対する意見公募を開始(11月22日まで)。「自動車ドアハンドル安全技術要求」の強制性国家標準、強制性国家標準修正案3件の制定・改訂を進める方針を明らかにした。電気制御の格納式ドアハンドルが電気回路に依存する致命的欠陥に対し、新基準は機械的解錠の冗長設計の追加を要求。衝突・火災など極端な場面で、たとえ車両全体が停電しても、救助者が物理装置によってドアを開けられるよう保証することを求めている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
第一財経によると、電子ドアロックと格納式ドアハンドルが救助の妨げになった可能性が指摘されている。衝突時に高電圧システムが自動遮断されると、電子解錠機能が作動せず、ドアが開かない場合があるという。車体の変形もドアを開けられなかった要因となった可能性がある。
EVに多くみられる格納式ドアハンドルについて、中国は規制強化の方針を発表したばかりだ。工業情報化部は9月24日、自動車ドアハンドルの安全基準案に対する意見公募を開始(11月22日まで)。「自動車ドアハンドル安全技術要求」の強制性国家標準、強制性国家標準修正案3件の制定・改訂を進める方針を明らかにした。電気制御の格納式ドアハンドルが電気回路に依存する致命的欠陥に対し、新基準は機械的解錠の冗長設計の追加を要求。衝突・火災など極端な場面で、たとえ車両全体が停電しても、救助者が物理装置によってドアを開けられるよう保証することを求めている。
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