【亜州ビジネス編集部】香港の不動産デベロッパー大手、新世界発展（ニュー・ワールド・ディベロップメント：17/HK）が尖沙咀（チムサーチョイ）で運営する商業施設「K11 MUSEA（K11ミュゼア）」の来客数が今年8月に開業以来の月次最多を記録した。同月に開催された日本の人気漫画「ちいかわ」の大型特別展「CHIIKAWA DAYS」が客足の大幅増をけん引した格好だ。来客数は明らかにされていないが、前年同期比で約20％の伸びを示している。香港メディアの星島日報が4日付で伝えた。

　夏休みシーズンを通じては、K11 MUSEAの来客1人当たり平均消費額が前年同期比で約30％増加した。「CHIIKAWA DAYS」のほか、人気サッカー選手、クリスティアーノ・ロナウド選手の期間限定博物館「CR7 LIFE Museum」など各種のイベントが集客につながっている。

　香港メディアによると、8月1～31日の日程で開催された「CHIIKAWA DAYS」のチケット販売数は10万枚以上（事前販売のみ）。来場者の約7割が地元客で、残りは中国本土、日本、東南アジアなどからの訪問者だったという。


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