ニュース 2025/06/10 14:25
1Qファウンドリー市場、SMIC世界シェア6%に 
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】台湾の市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)の9日発表によると、2025年第1四半期のファウンドリー世界市場で、中国最大手で世界3位の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)はシェアを6.0%へと前期から0.5ポイント拡大した。0.5ポイントの拡大は首位の台湾積体電路製造(TSMC:2330/TW)と並んで上位10社の中で最大となった。
SMICの第1四半期売上高は前期比1.8%増の22億4700万米ドル(約3260億円)。増収率は合肥晶合集成電路(ネクスチップ・セミコンダクター:688249/SH)の2.6%に次ぐ2位だった(合肥晶合の売上高は9位)。顧客が米国の関税対策として発注を前倒ししたこと、および中国政府による補助金効果が貢献した。
同期は例年の非需要期ながら、企業の関税対応と中国補助金によって縮小幅が限定的。市場全体では前期比5.4%減の364億300万米ドルとなった。
首位のTSMCはシェアを67.6%へと前期から0.5ポイント高めた。2位サムスン電子は、売上高が11.3%減の28億9300万米ドルに低迷し、シェアを7.7%へと0.4ポイント縮めた。
また、中国2位で全体6位の華虹半導体(ファホンセミコンダクター:1347/HK)は、売上高が3%減の10億1100万米ドルとなったものの、シェアは2.7%と前期から0.1ポイント拡大した。
この他、中国補助金効果による顧客の発注増で、台湾の世界先進積体電路(VIS:5347/TW)がシェアを1.0%に高め、全体7位に順位を上げている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
SMICの第1四半期売上高は前期比1.8%増の22億4700万米ドル(約3260億円)。増収率は合肥晶合集成電路(ネクスチップ・セミコンダクター:688249/SH)の2.6%に次ぐ2位だった(合肥晶合の売上高は9位)。顧客が米国の関税対策として発注を前倒ししたこと、および中国政府による補助金効果が貢献した。
同期は例年の非需要期ながら、企業の関税対応と中国補助金によって縮小幅が限定的。市場全体では前期比5.4%減の364億300万米ドルとなった。
首位のTSMCはシェアを67.6%へと前期から0.5ポイント高めた。2位サムスン電子は、売上高が11.3%減の28億9300万米ドルに低迷し、シェアを7.7%へと0.4ポイント縮めた。
また、中国2位で全体6位の華虹半導体(ファホンセミコンダクター:1347/HK)は、売上高が3%減の10億1100万米ドルとなったものの、シェアは2.7%と前期から0.1ポイント拡大した。
この他、中国補助金効果による顧客の発注増で、台湾の世界先進積体電路(VIS:5347/TW)がシェアを1.0%に高め、全体7位に順位を上げている。
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