ニュース 2025/07/23 14:29
中国:広東で「チクングニア熱」感染拡大、2471人に増加 
リスク管理・社会
【亜州ビジネス編集部】広東省仏山市順徳区で、蚊が媒介する急性ウイルス感染症「チクングニア熱」の感染者が増加している。21日までに計2471人の感染が確認された。いずれも軽症とされるが、感染は主に楽従鎮など3つの鎮に集中している。順徳区政府は大規模な蚊の発生源除去と成虫駆除の衛生活動を展開している。星島日報など複数メディアが伝えた。
順徳区では、7月上旬に確認された輸入症例を起点として現地感染が拡大。当局は企業、学校、建設現場、家庭、村落などあらゆる主体に対して、水たまりや植木鉢の受け皿など、蚊の繁殖源となり得る場所の清掃と駆除活動を呼びかけた。
世界保健機関(WHO)は7月22日、119カ国・地域でチクングニア熱の感染者が確認されたと発表した。今後さらに感染が拡大した場合、各国の公衆衛生体制に深刻な圧力がかかる可能性もあり、国際社会に対して予防と監視の強化を訴えている。
チクングニア熱はネッタイシマカに刺されることで感染する急性のウイルス性疾患。デング熱と類似した症状を持つ。患者は高熱、激しい関節痛、皮膚の発疹を訴えるほか、筋肉痛、頭痛、吐き気、倦怠感などもみられる。病名「チクングニア」はアフリカのマコンデ語に由来し、「痛みで体を曲げた姿勢」という意味を持つ。
チクングニア熱には特効薬がなく、発熱や痛みに対する対症療法が中心となる。多くの患者は自然に回復するが、関節痛が数カ月~数年にわたり残ることもあるという。特に新生児や高齢者、基礎疾患を持つ人は重症化や心臓、神経系の合併症に注意が必要。感染後は免疫を獲得し、再感染する可能性は低いとされる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
順徳区では、7月上旬に確認された輸入症例を起点として現地感染が拡大。当局は企業、学校、建設現場、家庭、村落などあらゆる主体に対して、水たまりや植木鉢の受け皿など、蚊の繁殖源となり得る場所の清掃と駆除活動を呼びかけた。
世界保健機関(WHO)は7月22日、119カ国・地域でチクングニア熱の感染者が確認されたと発表した。今後さらに感染が拡大した場合、各国の公衆衛生体制に深刻な圧力がかかる可能性もあり、国際社会に対して予防と監視の強化を訴えている。
チクングニア熱はネッタイシマカに刺されることで感染する急性のウイルス性疾患。デング熱と類似した症状を持つ。患者は高熱、激しい関節痛、皮膚の発疹を訴えるほか、筋肉痛、頭痛、吐き気、倦怠感などもみられる。病名「チクングニア」はアフリカのマコンデ語に由来し、「痛みで体を曲げた姿勢」という意味を持つ。
チクングニア熱には特効薬がなく、発熱や痛みに対する対症療法が中心となる。多くの患者は自然に回復するが、関節痛が数カ月~数年にわたり残ることもあるという。特に新生児や高齢者、基礎疾患を持つ人は重症化や心臓、神経系の合併症に注意が必要。感染後は免疫を獲得し、再感染する可能性は低いとされる。
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