【亜州ビジネス編集部】中国とコロンビアは国交樹立から45年が経過し、両国間の経済貿易関係が着実に深化している。コロンビアは中国にとってラテンアメリカ地域で5番目の貿易相手国であり、中国は長年にわたりコロンビアの貿易パートナー第2位の地位を維持している。中国政府系メディアが14日付で報じた。

　税関統計によれば、今年1～4月にかけて、両国間の輸出入額は前年同期比8.5％増の483億4000万人民元（約9841億円）に拡大。同期ベースで過去最高を記録した。増加率は中国全体を6.1ポイント上回っている。

　中コ関係は近年、質的な向上を遂げ、経済・貿易交流がさらに緊密化されている。なかでも農産品の協力が進展し、中コ貿易の急速な拡大を後押ししている形だ。両国間の貿易額は2024年に1496億3000万人民元に達し、前年比で13.1％増と2ケタの伸びを示した。4年連続で1200億人民元を超過している。

　貿易拡大に伴い、より多くのコロンビア産の高品質な特産品が中国市場に流入。コロンビアは現在、中国にとってコーヒーおよび生花の輸入先として第3位を占める。今年1～4月にかけて、中国のコロンビアからのコーヒー輸入額は4億7000万人民元となり、中国全体のコーヒー輸入額の14.2％を占めた。またロンビアからの生花輸入額は1～4月に前年同期比14.6％増の1360万1000人民元。中国の生花輸入総額の10％に相当する。


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